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ネットに落ちてた怖い話

第36章 危険な好奇心3

『これからどーする?』
『どーしよ・・』

俺達は途方に暮れていた。
最後の切り札の警察にも信じてもらえず、『中年女』から身を守る術を失った。

『これで全てが解決する』
と俺達は思い込んでいただけにショックはデカかった。

『このままだったら中年女に住所バレて・・・』
俺は恐かった。

すると慎が
『・・・しばらくあの女には出くわさないように注意して・・』
と言いかけたが

俺はすぐに
『もう無理だよ!淳の学年とクラスがバレてる時点ですぐに俺らもバレるに決まってる!』
と少し声を荒げた。

『でも、あの女、、、俺達に何かする気あるのかな?』
俺『?』

慎が言いだした。
『だってこの前俺ら学校帰りにあの女に出会ったじゃん。もし何かするつもりならあの時でも良かった訳じゃん。』
俺『・・・』

慎が続けて
『それに山・・・もし俺らのことを許してないなら山に何らかの呪い彫りとかあってもいーはずじゃん。』

俺『・・・』

たしかに。
山に行った時、確かに新しい『俺達に対する』呪い的な物は無かった。
秘密基地は壊されていたが・・・

新しい『女の子の釘刺し写真』はあったが、俺達・・まして、フルネームが バレている淳の『呪い彫り』は無かった。

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