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ネットに落ちてた怖い話

第38章 危険な好奇心5

『・・・・!』

俺は息を飲んだ。

似ている・・・
いや、『中年女』?なのか?

俺は目が点になり、しばらく、その人を眺めていると、そのオバさんはこちらを向き、ペコリと頭を下げて部屋を出て行った。

淳が『どう?やっぱ違うか?!俺ってビビりすぎ?』
と聞いてきた。

俺は『全然ちげーよ!ただの掃除オバさんぢゃん!』
と答えた。

いや、しかし似ていた。
他人の空似なのか。。。?


『・・・んぢゃそろそろ帰るわ!あんま変な事考えてねーで、さっさと退院しろよ!』
と俺が言うと、淳は

『そだな。。あの女が病院にいるわけねーよな。お前が違うって言うの聞いて安心したよ。また来てくれよ!暇だし!』
と元気よく言った。

俺は病室を出ると、足早に階段を駆け降りた。

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