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ネットに落ちてた怖い話

第48章 旅館の求人

不景気だな、、、節電の為、夜まで電気は落としています。
暗い部屋に落ちそうでおちない夕日がさしこんでいます。
窓枠に遮られた部分だけがまるで暗い十字架のような影を畳に落としていました。

、、遠くで電車の音が響きます。
目をつむると違う部屋から夕餉の香りがしてきます。

「カップラーメンあったな、、」

私は体をだるそうに起こし散らかった求人雑誌をかたずけました。
ふと、、偶然開いたのでしょうかページがめくれていました。


そこには某県(ふせておきます)の旅館がバイトを募集しているものでした。

その場所はまさに私が旅行に行ってみたいと思ってた所でした。
条件は夏の期間だけのもので時給はあまり、、というか全然高くありませんでしたが、住みこみで食事つき、というところに強く惹かれました。
ずっとカップメンしか食べてません。まかない料理でも手作りのものが食べれて、しかも行きたかった場所。

私はすぐに電話しました。

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