こうするしかなかったんだ
第11章 期間限定同棲
「お前さ、葉月ちゃんの友達に手を出して、その友達傷付けて葉月ちゃんが好きになってくれると思ってるの?」
奏太は黙り込んでしまった。
「こんな事してさ、葉月ちゃん怖がってんだよ。お前のこと見たくもないほど怖がってんだよ、わかんねぇのか!」
逆に壱聖がつかみかかりそうな勢いだ。
「これ以上葉月ちゃんのこと苦しめるのはやめてくれないか。もうどうあがいてもお前の事好きになる事はないぞ」
「命令すんな!お前がいるからだろ!」
玄関先で騒いでたせいか警察が来てしまう。
壱聖と奏太はパトカーに乗せられてしまった。