こうするしかなかったんだ
第7章 夏のはじまり
海、お祭り、花火大会。
夏のイベントって人混みだらけだから大嫌いだった。
でも今年はただ彼氏がいるって事だけで全てが楽しみになっていた。
水着と浴衣は咲希ちゃんとお買い物に行って購入した。
そのお買い物のついでに、デートで着ていく服も準備した。
咲希ちゃんは似合う似合わないとかハッキリ言ってくれるから、選択に困らない。
なかなか決められない私には助かっていた。
だけど、買い物ってすごく疲れる。
あっちこっちのお店行ったり来たり。
めちゃくちゃ歩き回って悩んで…。
途中で休憩を挟みつつ、その休憩もお喋りが楽しくて。
お喋りがしたくて休憩してるのか分からなくなるくらいだった。
そして。
葉月が密かに憧れていたオープンカフェで休憩をすることにした。