キミのとなり
第10章 幼馴染み
n side
そんなファーストキス事件があって、それでもお互い1番近くにいて、一緒に受験勉強も頑張って…
晴れて高校生になった。
高校でも同じクラスになれなかったし、部活も別々だけど、一緒に登下校してる。
だから朝と夕方は俺の大事な時間。
でもさ。
高校って色々あるんだよね。
中学の頃より色気づいてるし、同じ学校でカップルは多いし。
で、またまた相葉くんったら早速モテ始めて。
今日も帰り下駄箱でマサキを待ってたら、
「ゴメンゴメン!待った?」
ニコニコのマサキがやってきた。
慌てて出てきたのか鞄とは別の部活のTシャツとか入れるバッグに荷物を入れながら。
ふとマサキを呼ぶ声に二人して振り向いた。
「相葉君!忘れ物!」
バスケ部のマネージャーの女の子がマサキのタオルと水筒を持って走ってきた。
「あー!ごめん!ありがとう。」
「もう!いっつもそそっかしいんだからー。私が持って帰って洗ってもよかったんだけどね。」
そういいながらマサキの腕に手を絡ませる。
…なんなんだよ、コイツ。
「ありがとう!じゃあ、また明日。」
マサキがサッと会話も腕もかわして逆に俺の腕を掴んで歩き出した。
そんなファーストキス事件があって、それでもお互い1番近くにいて、一緒に受験勉強も頑張って…
晴れて高校生になった。
高校でも同じクラスになれなかったし、部活も別々だけど、一緒に登下校してる。
だから朝と夕方は俺の大事な時間。
でもさ。
高校って色々あるんだよね。
中学の頃より色気づいてるし、同じ学校でカップルは多いし。
で、またまた相葉くんったら早速モテ始めて。
今日も帰り下駄箱でマサキを待ってたら、
「ゴメンゴメン!待った?」
ニコニコのマサキがやってきた。
慌てて出てきたのか鞄とは別の部活のTシャツとか入れるバッグに荷物を入れながら。
ふとマサキを呼ぶ声に二人して振り向いた。
「相葉君!忘れ物!」
バスケ部のマネージャーの女の子がマサキのタオルと水筒を持って走ってきた。
「あー!ごめん!ありがとう。」
「もう!いっつもそそっかしいんだからー。私が持って帰って洗ってもよかったんだけどね。」
そういいながらマサキの腕に手を絡ませる。
…なんなんだよ、コイツ。
「ありがとう!じゃあ、また明日。」
マサキがサッと会話も腕もかわして逆に俺の腕を掴んで歩き出した。