キミのとなり
第14章 幼馴染み 2
「気持ちよかった。」
俺が言うと顔を真っ赤にしてそっぽを向く。
「ね。カズも気持ちよかった?」
全然こっち見てくんない。
「ねー。」
「…ぅ…ん…。
気持ちよかった。」
へへへ。
カズを後ろから抱きしめた。
頬に頬をくっつけてすりすりする。
「ねえ。」
「なに?」
「…キスでも変になりそうなくらいだったのに…
もうヤバい…こわい…。」
「なにが?」
「これより…先に進むのが。」
「うそ!俺は楽しみでしかないけど!」
怖いんだ。
ごめん、カズ。
「カズ?カズの気持ちを大事にしたいから…怖いんなら…」
腕の中のカズは首を振ると俺を見上げて見つめる。
「違う。俺もマサキとこういうのするのやめられない。
おかしくなりそうなくらい…」
「ん?」
「きもちいい…のは…
ほんと…だよ?」
そう言って俺の首筋に唇を寄せた。