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キミのとなり

第11章 おしゃべりな瞳

食べて ゆっくりしてると芝生の上の手、指先が和くんに触れた。

僕は勇気を出して和くんに気持ちを伝える。

だって好きって…改めて考えたら男同士。ちょっと…だいぶ?引くよね。

でも男同士とか あんまり考えない。
どうしてかわからないけど和くんが好きなんだよね。
男とか関係なくて和くん本人が。

和くんも同じ気持ちでいてくれていますように…

触れた指先を握ると和くんが僕を見る。

もう着いた時より暗くなってる。

顔を近づけて伝えた。

「和くん。和くんが好きだよ。」

和くんは瞬きを忘れたかのようにパチクリと目をまん丸くして見ている。

その瞳からポロッと涙がこぼれた。

“好きだよ。俺も。”

唇が そう動いて僕の胸に顔を埋めた。

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