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キミのとなり

第2章 復活LOVE

お互いの服を脱がせる。

雅紀が 俺の胸にあるネックレスを見てハッと息を止めた。

ポロポロと涙をこぼす。

雅紀の胸に手を伸ばし そこにあるはずと同じネックレスを触った。

雅「…どうして?」

和「前に見えた。俺 泣いてばっかりだったんだ。情けないくらい。でも強くもなったんだ。これに気づいた時は また泣いたよ。嬉し泣きだったけどね。泣いていいんだ、って そりゃあ しみじみ。それからもっと強くなれたよ。」

雅紀はワンワン泣きだした。

子供みたいに声を上げて。

優しく髪を撫でて背中をさする。

ずっと触れたかった体が今 俺の腕の中にある。

この人を抱きしめながら、俺 今 死んでもいいや…なんて思った。

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