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キミのとなり

第3章 誰よりも

その後も、忙しい元カノと なかなか連絡がつかないままの日々を送ってた。

俺も早く清算して相葉くんのもとへ走りたい気持ちで。
なんとなく それが出来てから…って思ったから相葉くんと会うのも我慢していた。

ある日、潤くんが俺に教えてくれた。

「ちょっと気になってたからさ。相葉くんと一緒の仕事の後に ご飯に誘ったんだ。今まで相葉くんとは お前たちの話した事なかったから なんか照れくさかったけどね。」

「そうだよね。相葉くん、なんか言ってた?」

「うーん…やっぱカラ元気だねー。なんか泣きそうだった。大丈夫だって!って俺 励ましたけど…。」

「!!!マジで…。」

「多分 自分でも わかってないんじゃない。平気、大丈夫、って俺に言ってたけど自分自身にいいきかせる感じだったよ。泣きそうな顔で笑ってたよ。にののこと待ってる…って。」

やばい。俺が泣きそう。

我慢してるのは俺だけじゃないもんね。

寂しい思いさせてた…。

ごめんね。

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