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キミのとなり

第5章 憧れ

帰って来た にのを ふわりと抱きしめる。

「おかえり。」

一緒に お風呂に入って、ビールを飲む。

「ぷはー。うまい。」

にのが嬉しそうにビールを飲む。

タオルを首に巻いたままだったから拭いてやると、気持ちよさそうに目を閉じた。

まだ濡れてるその髪に、しっとりとしたぬくもりの うなじに唇をつけた。

「お疲れ様。」

「うん。ありがと。」

もたれかかってきた にのの重みを感じて、少しでも疲れを癒してやりたい、安らぎを与えてあげたい、って思った。

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