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レット・ミー・ダウン【ARS・NL】

第10章 昨夜の夢3【和也・智】

和也は私に覆いかぶさり、抱きしめてくれた。

和也の下から窓を見上げると、夜明けの東京の街がキラキラと輝いていた。

私は急に二人の住む場所の距離が悲しくなった。

私は和也に「和也は、東京のどんな街で育ったの?」と聞いた。
和也は答えてくれたが、それは私が知らない街だった。

さあいよいよ二人は盛り上がり、いざ、という時に私は自分が月のものの最中だと気がついた。

「ごめん、和也。私、今日はできない。続きはAちゃんにしてもらって。」(←なんでやねん!)

夜が明け、みんなでリビングでくつろいでいたら、和也が何やら持って来た。

和「これあげるよ。連載してる雑誌の付録なんだけど、俺は使わないから。」

和也は、小さなかわいい置物を私にくれた。(←安いプレゼント)

「ありがとう! 大事にする!」(←安いプレゼントに喜ぶ私。本当に嬉しかった)

和也にもらったプレゼントを手に、東京をあとにした。

【昨夜の夢3・和也・智】

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