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第6章 描いた未来に〜そばにいたくて〜

「もぉ!

和…かず…」

その細い腰を掴んで抜き差しを繰り返す。

狂おしいほど…

和が好き。

どうしよ…

こわいよ。

こんなに人を好きになって…

自分がわからなくなる。

大切にしたいけど壊したいくらい。

激しく貪りたいけど優しくしたい。

矛盾だらけでもう笑えるかも。

「…なに?

どうした?」

自分本位に打ちつけてしまっていた動きを緩めたら、そう尋ねられたから、和の頬を撫でて言う。

「かず…

好きで好きで…
おかしくなりそう。」

「いいよ…

おかしくなって…」

さっきから天然なのか、計算なのか、爆弾を落としまくる和に、
もう完敗。

なんともいえない極上の快感を味わいながら…

そのまま果てを目指した。

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