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第33章 かわいいひと〜強くなる〜



可愛い…って言った!

ん?

やっぱ、ってなに?

可愛いって思ってたってことでしょーが!

思い返してみれば松潤、前から、そんなこと言ってた。

もう気が気じゃなくなってきた。

とりあえず今できる精一杯、普通の声色で落ち着いて言う。

「ね、松潤?
先生…和也もう大丈夫じゃない?」

部屋に入るのは阻止しないと。

「え?」

わかってるのかわかってないのか、松潤が含み笑いをしてる。

「ちょっとっ!和也にかわって!」

焦る俺の声はトゲトゲしてきて、

「はい。」

あーもー。

先生はなんも考えてないの?

「和也!
もー!どうなってんの!
松潤、部屋に入れたらダメ!」

キンキンうるさい声でまくし立てる。

「わかったってー。
うるさいなー。

え?うん。」

あー、また松潤と喋ってるー。

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