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第10章 かわいいひと〜彼女〜



思いがけず先生と過ごした日曜日。

先生とレオと気持ちいい青空の下、体を動かして。

すっげー楽しかった。

そろそろ帰ろうか、と歩き始めて途中の自販機で先生がジュースを買ってくれた。

お礼を言ってゴクゴク飲んでたら先生が俺の手からレオのリードを取るとしゃがみこむ。

「また俺も誘ってくれ。」

「ホント?また来よう!」

嬉しくなった俺は大きい声を出しながら先生のとなりにしゃがんだ。

先生は子どもみたいに笑ってる。

「レオ?
俺も時々まぜてくれよ。」

レオに向かって話しかける横顔は可愛らしくて。

俺より年上だなんて思えないほど。

立ち上がり再び歩きながら思いつく話をして。

「そうだ。猫を触らせてくれる所もあるんだけど…」

そこまで言ったら先生は大笑いした。

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