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箱……捌

第4章 【強者】の選択


「さてと―――――…

桜井君…最後になったね…」





背中に……疲れはてた遠多君の声を感じた…



「ん…ん…」



「このクラスは…皆…【弱者】だよ…


【強者】の俺に……こんなに簡単には殺されてしまったんだから」




遠多君は、俺の肩に触れながら…



顔を除きこむ…






「―――――…で、桜井君…

君は―――――…




これを望んで…いたのに…





何故――――…






自殺なんか…選んだんだい?」
























「―――――――…ぇ…」




俺は―――――…




縛られたまま…




暗い穴に…吸い込まれた…



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