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異彩ノ雫

第3章  七ノ月




風が零した緑を

てのひらに受ければ

過ぎた月日が思われる



揺れる花に心震え

頬を濡らしたみず枝のもと…



眠れぬ夜は

星を追い

空の遠くへ想いを馳せた





あなたの言葉が胸に溢れ

静かに願う



心添わせ ゆく道を…







【慕情】


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