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異彩ノ雫

第3章  七ノ月




その旋律は

懐かしさとともに

胸の痛みを連れてくる



忘れたはずの夢…



知らぬ間に

頬をつたい胸元に零れる涙

心も濡れる

濡れ続ける…



あの日…

私は

泣き忘れていたのかもしれない







【間奏曲】


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