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異彩ノ雫

第43章  十一ノ月 ②




過ぎ行く“時”に涙をそそげば

しばし

歩みをとめるだろうか



あの日に戻ることが叶わぬならば

せめて

今をとどめたい…

そんな願いは届くだろうか



細い月が冷たく輝く夜だから

夢の中で夢をみる







【三日月】



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