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異彩ノ雫

第43章  十一ノ月 ②




夜更けても なお

吹きやまぬ凩のざわめき



遠く聞きながら

今宵の温もりを

暖めたウィスキーに求めれば

胸にひとつ 灯りがともる



窓越しのオリオン

眠たげな十日めの月…



凍夜の彼方にあなたを想う







【木枯らし】


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