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異彩ノ雫

第45章 十一ノ月 ③




時代に逆らうつもりはない

けれど

流されるつもりもない…



そう 背中が告げた旅人は

静かな足取りで

彼方を目指す



枯れ葉を散らす北風に

耳をすませば聞こえる心地して…



胸を震わすあの口笛が







【口笛】


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