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異彩ノ雫

第49章 十一ノ月 ⑤




たゆたうように流れる

午後のひととき



穏やかで

哀しくて…

零れかけた涙を そっと隠す



何ものも 来てくれるな



剣の柄(つか)を私はそっと握りなおす







【剣】


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