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異彩ノ雫

第51章  十二ノ月




月 蒼く冴え渡り

風 ひときわ胸に吹く



夢の名残の流れ来て

かそけき灯りに影させば

佇むしじまの広がりぬ



あてなくも

愛しき言葉にぬくもりて

想いのゆくえに目をこらす







【弦月】



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