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異彩ノ雫

第57章  十二ノ月 ④




花の森に色はなく

ただ 淡き陽に

繚乱の夢たちのぼる



過ぎた季節に想いをいたせば

ひたすらに 懐かしく…



心模様の花の色

今 薄衣に染め映し

せめて この身を包まんか







【冬木立】


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