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異彩ノ雫

第60章  一ノ月




芽吹いた緑が

深い森になるまでの

幾百幾千の昼と夜



目を閉じれば聞こえ来る



耳をくすぐる風の中から

重ねられた命の息吹…





木の間を透かして

新たな陽がのぼりゆく







【森羅万象】


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