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異彩ノ雫

第60章  一ノ月




凍える風に肩をすくめ

そっと

夜を見上げて雪を待つ君…



その手のひらに

雪の華を咲かせたく

静かに天へ祈りをこめる



束の間にでも

夢が舞い降り華やぐように…







【雪花】


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