テキストサイズ

異彩ノ雫

第60章  一ノ月




夢に咲く花は

ただ 一輪…

薄紫に匂いたつ



ためらいがちに

伸ばす指先をすり抜けて

揺れる花びら



愛しき人の面影か…



浅い眠りが

隠した想いを揺り起こす







【夢一夜】


ストーリーメニュー

TOPTOPへ