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異彩ノ雫

第60章  一ノ月




深い眠りに

閉ざされた夜の街…



足元から這い上がる冷気

肩に落ちる月の雫

夢の名残の小さな欠片



ひと足ごとに

遠去かる今日と 近づく明日…



濡れた心を

星明かりが照らし出す







【小夜】




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