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異彩ノ雫

第64章  一ノ月 ③




あなたの言葉

私の言葉



ひとつの想いを綴るとき

少しく異なる彩りのおもしろさ



さながら 瑠璃と碧

薄紫に藤の色


色味に近く

描くに相似て…



触れて重なるそのままに

溶け合いつつも 深まりて

ふたりながらの雲を成す







【彩雲】


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