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異彩ノ雫

第66章  二ノ月




もしも

あなたと

夢の中で待ち合わせるなら

深紅の薔薇を抱えていましょう



たとえ闇でも目立つよう

純白の薔薇も一輪

胸元に覗かせて



あなたは見つけてくれるでしょうか



高鳴る胸で

夜を震わせるばかりの私のことを…







【待ち合わせ】


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