テキストサイズ

異彩ノ雫

第66章  二ノ月




隠しきれない想いのように

ひとときを

水面に薄く開く花



束の間に夢を結び

たちまちに 流れに消える…



凍てつく冬の

明け方ばかりの幻は

胸奥の熱を呼び覚ます







【氷花】


ストーリーメニュー

TOPTOPへ