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異彩ノ雫

第70章  二ノ月 ③




君よ

ともにあることを許してほしい

その同じ道を歩くことを



手を取ることが叶わずとも

指先の

かすかに触れるほどのひそみの中で

君を見つめることを



愛していると告げる代わりに…







【恋文】



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