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異彩ノ雫

第70章  二ノ月 ③




滔々と流れる河を

水鳥が静かに行きては戻る

さながら

時を自在に旅する如く…



いつから来たのか

いつへゆくのか



投げる言葉も知らぬげに

羽ばたきひとつ水面を揺らす



その煌めきに

想いはあの日へ還りゆく…








【時空】


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