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異彩ノ雫

第70章  二ノ月 ③




誰のこころ模様か

一面に広がる薄い雲

ため息めいた風までも

梢を揺らす



陽だまりを探すように

ページを捲れば

愛の言葉の溢れきて…



記せし人に想いはせては

雨よりも早く頬は濡れゆく







【ミスティグレー】


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