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異彩ノ雫

第70章  二ノ月 ③




光のきらめき

波の輪郭

わずかな手だてを求めては

ほとり ほとりと海を描く



嵌め込むピースは

さながら

豊かにひろがる大海原のひと雫



手遊びの夜寒から

珊瑚を抱く

ターコイズの夢が浮かびたつ

潮騒の響きに満たされる…







【パズル】


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