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異彩ノ雫

第75章  三ノ月




それは

一枚の写真が映す夢…




見知らぬ街の

スモーキィ・パープルの夜明け


小さなテーブルには

ビスコッティとカプチーノ


開け放つ窓から吹き込む

朝風に

かすかに溶けた潮の香り



ほどけた心に陽が眩しい…



あゞ

そんな異国の窓辺に

あなたと佇む夢をみる







【異邦人】


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