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異彩ノ雫

第1章  六ノ月




初めて海辺に立った時

彼はその島に恋をした



必要なものはなんでもあり

不要なものは何一つない島



あれからどれほどたったろう…



そのときどきの

吹く風に身をまかせ

気が付けば

今も彼はここにいた



ここより他の夢は知らない…







【楽園】


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