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異彩ノ雫

第1章  六ノ月




時代を刻んだ煉瓦の壁

家並みを縫うような細い坂道

石畳に靴音は響き

厚い窓ガラスには空の青が浮かぶ



そんな異国の小さな町を

あなたと歩く夢をみる



ああ…

広場近くのバールで

ワインを飲もう



…これもまた

胸をくすぐる甘い夢、か







【旅情】


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