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異彩ノ雫

第102章  六ノ月Ⅱ




眠りに就いた手を握り

祈りながら鼓動に耳を澄ます時

夜のしじまが深くなる



口許を綻ばせた優しい笑顔

言葉なく見つめる瞳


いつか…を望む日々も

追憶の彼方に流れゆく



守りたいものは

いつも あまりに儚くて…







【守り刀】


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