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異彩ノ雫

第106章  六の月 Ⅱ ③




朝の光に 雫がひとつ


落ちかかるを掌に

受けて見上げる梢には

鳥も風も姿なく

もしや

恋しき彼の人の

涙ならんと胸いたむ…







【朝露】


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