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異彩ノ雫

第113章  七の月 Ⅱ ②




白波をたてながら

湖面を風が渡りゆく



驚きに跳ねる魚

しじまを切り裂き叫ぶ鳥…



憂いをひとつ

水底深く投げ落とし

私は今日に背を向ける







【晩景】


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