テキストサイズ

異彩ノ雫

第120章  八ノ月 Ⅱ




空がこぼした涙を

頬で受ければ

波紋に揺れる心の水面



戸惑いながら

ひとり 立ち尽くす傍らを

水色の風が吹き過ぎる



私は…

海の響きを思い出す







【俄か雨】


ストーリーメニュー

TOPTOPへ