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異彩ノ雫

第124章  八ノ月 Ⅱ ③




夢の廃墟にたたずめば
雨が心に降りかかる

かつての庭園に膝をつき
すくいあげる時の形見は
指の間をこぼれゆく

けれど
隠し扉の向こうに広がる
秘密の花園を
私たちは 知っている

さあ、時は来た!
今こそ鍵をあけよう







【花園】




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