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異彩ノ雫

第129章  九ノ月 Ⅱ




静かな雨が降る夜は

遠きあなたが想われる



吐息をまぎらす雨音に

懐かしき言の葉浮かびきて

今また心ざわめきぬ



逢いたしと願う想いの十三夜

月なき宵の惑う空







【十三夜】


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