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異彩ノ雫

第131章  九ノ月 Ⅱ ②




夜半の雨は夢の中へ忍び込む…



南の海

泳いでいる私

降り注ぐスコール


海と溶け合うように潜った水の中

揺れるあなたの指が誘う



もがくような

目覚めの後の狂おしさ

頬の熱さを闇が包む







【残夢】


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