テキストサイズ

異彩ノ雫

第131章  九ノ月 Ⅱ ②




星明かりを掬い上げ

何億光年かの

彼方へ想いをめぐらせば

儚い命が

ことさらにいとおしい



咲く花

戯れる小鳥…



囁くような虫の音が

心のしじまを震わせる







【星明かり】


ストーリーメニュー

TOPTOPへ