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異彩ノ雫

第135章  九ノ月 Ⅱ ④




私の想う その人は

紫の花を愛でる人



やさしの言葉に

傷つく心を秘めながら

雫とまぎらせ

花に涙をそそぐ人…



その頬に触れ

祈るばかりの私の想い


愛しき笑みの曇らぬように







【花】



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