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異彩ノ雫

第137章  九ノ月 Ⅱ ⑤




朝日が染めゆく雲の清しさ…



そのひと色にて

紡ぐ夢のぬくもりもちて

微睡む君の肩を包まん



眠れ 眠れ… 愛しき人よ



暁のしじまの中に

しばし とどまり心癒せよ

濡れた頬の乾くまで…







【微睡み】


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