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異彩ノ雫

第140章  十ノ月 Ⅱ ②




琥珀の夢に酔いたい夜…



部屋の明かりはキャンドルの灯

ただ ひとつ


擦りきれたジャケットから

お気に入りを1枚取り出せば

たちまち

胸にメロディが満ちてくる



夜に酔い 夢に酔えば

飲みほしたグラスに遠い昨日が映りだす







【琥珀】



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