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異彩ノ雫

第140章  十ノ月 Ⅱ ②




煌めく光に蝶は戯れ

胸をくすぐる葉ずれの音…



秋の午後

微睡みの浅瀬に立てば

現つは影を滲ませて

夢のつづきを思わせる



花の香りと

遠く聞こえる優しい声…



惹き寄せられて

ふたたび夢路へ迷いこむ







【午睡】



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